ここでは、水素水が胃炎に与える影響や効果について解説しています。
誰でも、胃がムカムカする、胃が重い…といった経験はあるかと思いますが、胃炎の原因のひとつは、消化不良です。
食べた物は胃の中で消化されるわけですが、消化したものは、蠕動運動(一定方向に動かすために行われる自立的な運動)によって、くねくねと腸に運ばれていきます。ただ、胃が疲れている状態だと、この蠕動運動が弱くなって、なかなか腸に運ばれず、胃の中に残ってしまうのです。
普通の状態であれば、消化にかかる時間は2時間~3時間。消化するのに時間がかかるものだと、4時間以上かかります。こうして見ると、胃は休まずに働いているんですね。
これよりもさらに時間がかかることになってしまうと、胃が重たい状態になり、ムカムカして吐き気をもよおすこともあります。
いつまでも胃の中に食べ物がある状態ということは、消化するために胃酸が過剰に分泌されますよね。胃酸は非常に酸が強いので、胃の粘膜が酸に負けて炎症を起こしてしまいます。この状態が急性胃炎です。
また、近年胃がんのリスクを20倍以上あげてしまうと言われているピロリ菌も、胃潰瘍や慢性胃炎の原因となります。ピロリ菌によって粘膜が傷つくと、そこに活性酸素が生まれて慢性胃炎を引き起こすと考えられているのです。
また、胃炎ではないですが、最近増えていると言われる腸の病気、クローン病も食事でとった不飽和脂肪酸と活性酸素が結びつくことが関係していると考えられています。
水素水の持つ抗炎症作用は、胃の粘膜が炎症を起こしている状態にも効果があります。炎症を起こしているところには活性酸素が発生していますから、水素水によって、細胞レベルまで入り込んだ水素が、酸素と結びついて活性酸素を減少させます。
胃炎であれば特に負担となるアルコールも水素水をとることによって、分解される際に発生する活性酸素を減少させることとなり、負担を軽減させられます。
ピロリ菌については、水素がピロリ菌にとってプラスに働いてしまう可能性もあるため、ピロリ菌の除菌をするほうが効果的です。
クローン病は難病とされていて、未だ根本的な治療は見つかっていないのですが、活性酸素と深く関係しているということはわかってきています。
水素水に含まれる水素は、ミトコンドリアに発生する活性酸素にも働きかけることができるので、毎日水素水を摂り続けることで、活性酸素の発生をおさえ、クローン病が進行抑制に期待できるのです。
胃炎やクローン病などは、食事による影響も高いと言われています。食品添加物などによって体内で増える活性酸素を水素水が減少させることが、症状の緩和はもちろん、予防になることでしょう。